実例3 育児と医療の両立

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関香織
出身地:栃木県宇都宮市
出身大学:福島県立医大 平成14年度卒
当科を選んだ理由は?
消化器、内分泌、呼吸器・アレルギー内科と幅広い教育が受けられると思ったことでした。研修医の時に、重症な患者さんの呼吸管理をタイミングを失わず適切にする事で救命できた事がありました。緊急時の呼吸管理の大切さをしっかり学び、今後に活かしたいと思ったことなどが呼吸器分野に進む決め手でした。
当科に入ってからの経歴は?
私自身が多数のアレルギーを有することもあり、呼吸器の特にアレルギー分野に興味を持ちました。基礎実験に興味が有ったこと、子育てしながらでも良いと言って下さった事も有り、大学院に進みました。そこで、マウスや細胞を用いたアレルギーの実験を中心に基礎実験のことを教えて頂き、実験の進め方や論理の組み立て方などを学べました。  呼吸器は癌、肺炎、喘息、COPD、間質性肺炎など扱う疾患が多岐に渡り、ここ10年で治療薬や方法なども大きく変化しています。大学院は基礎研究のみならず、新薬の情報や疾患・治療法に対する新しい知識なども得やすく、また診断や治療法を相談したい外来患者さんがいる場合もすぐに相談でき、カンファランスへの提示も出来る事から、臨床医としても知識を保てる環境でした。周囲の方々のお力を借りて子育てをしながら、医師としても多くの刺激を受け、勉強できる場にいた事は、とても幸せなことだと思っています。
2人の息子さんのママである関先生。子育てと仕事の両立で苦労する事は?
大学院生をしながら2回の産休を頂きました。復帰後も子供の体調で実験が思うように進まず、また急に学会を欠席せざるを得ない事も有りました。直接御指導頂いた石塚先生、久田先生を始め同じ研究室に所属する先生方には、本当に御迷惑をお掛けしっぱなしでしたが、同時に皆さんの懐の深さも十分に知ることが出来、感謝の気持ちでいっぱいです。なかなか「子育てと仕事の両立」というのは、未だに私自身が出来ているのか?と迷う日々です。どちらかというと、「自分の私生活と仕事を両立」するという言葉の方が適切かもしれません。周囲に同じ環境の女性医師もおり、いろいろと相談しながら、また、子育てをサポートして下さる方や、職場の先生方に御理解・御協力を頂いて、日々を過ごしております。