ご挨拶

 病態制御内科学(旧第一内科)は、昭和19年に初代の七條小次郎先生によって創設され、2代小林節雄先生、3代森昌朋先生そして私と約70年の歴史があります。当初より、呼吸器アレルギー学、消化器肝臓病学、内分泌糖尿病学の研究グループがあり、現在でも附属病院では呼吸器・アレルギー内科、消化器・肝臓内科、内分泌糖尿病内科として北関東全域から患者様をご紹介いただいております。呼吸器内科は、初代の七條先生の代より喘息の研究が盛んで、第2代小林節雄先生の時代には、世界国際学会を前橋で開催し世界中から研究者が集いました。その頃から次第に肺癌研究も盛んとなり、国立がんセンターなどに多くの医員が留学し多大な業績を上げてきました。そして、近年の急速な高齢化により、肺癌の罹患者数は急増しており、外来化学療法センターの充実や最新の治験のプロトコールの導入そして、西群馬病院をはじめとした関連病院とのネットワークにより県内の2/3以上の症例を担当しています。これらの業績への評価は高く、群馬大学保健学科の中沢次夫教授や土橋邦生教授、そして福井大学の呼吸器科内科の石塚全教授を輩出しています。また、最近ではがん治療臨床開発学講座へ解良恭一君が特任講師として就任して頑張っています。

 これらの呼吸器内科の業務は、多くの他科の先生方、関連病院の先生方やコメディカルの方々とのご協力の下に成り立っております。今後も変わらぬご指導ご鞭撻のほどをお願い申し上げます。

病態制御内科学 教授 山田正信

 呼吸器内科で診る患者さんは、①気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性咳嗽などの気道疾患、②各種間質性陰影をきたすびまん性肺疾患、③肺癌を主とする腫瘍性疾患、④市中肺炎、院内肺炎などを中心とした呼吸器感染症、⑥肺高血圧、肺動脈血栓塞栓症などの肺循環疾患、⑦睡眠時無呼吸症候群などの異常呼吸疾患などに大別され、さらにはこれらの疾患の急性期呼吸管理などを要求される事も多くあります。このように多岐にわたる疾患を専門医として診療していくためには、確かな知識、経験、テクニックそして主治医のハートが大事です。病態制御内科学(旧第一内科)の永年の歴史の中で培われてきた、いわば伝統芸を学んで、未来のより良い医療を創るための医学研究の推進を私たちといっしょに実践していきませんか。  世界に発信し続ける呼吸器・アレルギー研究、そして目の前に待っている患者さんのために、ネットワークを活かしたより良い医療の実践。私たち呼吸器・アレルギーグループのメンバーといっしょにさらなる輝かしい歴史を築いていきましょう!

呼吸器・アレルギー内科長 兼 診療教授(病態制御内科 講師)久田 剛志